
抗がん剤や糖尿病をはじめとした代謝性疾患の治療薬を開発中の研究者の皆様、
以下のことでお困りでしたらボゾリサーチセンターへお気軽にご相談ください。
- 複数ある化合物をスクリーニングして候補化合物を絞り込みたい
- 第三者機関で試験データを取得したい
- 安全性試験の試験デザインがわからない
- 治験(フェーズⅠ)に入るにはどんなデータが必要かわからない
- 薬効薬理試験でどんなモデルを使えばいいのかわからない
- ライセンスアウトを目指して魅力的なデータを作りたい
etc...
ボゾリサーチセンターは、創薬戦略の相談から個々の試験の実施まで、創薬プロジェクトのリード化合物最適化ステージを中心にサポートいたします。薬効薬理試験においては、がん、代謝性疾患を中心とした様々な疾患領域における各種試験が充実しており、高い品質と信頼性で実施しています。いずれの試験も信頼性基準対応試験として実施可能であり、創薬研究経験者による試験系の提案・コンサルティングもおこなっています。
がん領域
日本人の死因第一位である“がん”。その治療方法は、抗がん剤治療、放射線治療、手術療法、免疫細胞療法、がん代替療法などがあります。これらの治療法のなかで、抗がん剤治療に用いられる分子標的治療薬など様々な種類の抗がん剤の開発において、ボゾリサーチセンターでは経験豊富なスタッフによるin vitro及びin vivoの薬効評価が可能です。
- 主な試験
- ・がん細胞株移植モデル動物を用いたin vivo薬効薬理試験
- ・造腫瘍性検討試験
- ・培養がん細胞株を用いた試験

代謝性疾患領域(肥満・糖尿病)
日本人の食文化の変化に伴い、いわゆる生活習慣病として問題になっているのが、糖尿病、脂質異常症、高血圧、動脈硬化などの代謝性疾患とその大きな原因のひとつである肥満症です。ボゾリサーチセンターでは、摂餌量や体重、血糖値や脂質パラメーターなどを指標としたin vivo薬効薬理試験、培養細胞を用いたin vitro薬効薬理など、生活習慣病の治療薬を開発するために必要とされる様々な試験及び評価を、豊富な経験に基づき実施しています。
- 主な試験
- ・正常動物・疾患モデル動物を用いたin vivo薬効薬理試験
- ・培養細胞等を用いた薬効薬理試験

ワクチン領域
インフルエンザ、SARSなど、人類は新しいウイルスの脅威にさらされています。ボゾリサーチセンターは、新しいウイルスによる被害を最小限にとどめるためのワクチン開発を、免疫原性試験や抗体価測定を通じて支援しています。
- 主な試験
- ・赤血球凝集抑制試験(HI抗体価測定)
- ・免疫原性試験

その他の領域(基本的なサービス)
創薬プロジェクトにおいては、ターゲットバリデーション、リード化合物の最適化から安全性試験に至るさまざまなステージの試験が必要とされています。ボゾリサーチセンターでは、生化学・分子生物学的な解析をはじめさまざまな疾患領域におけるin vivo及びin vitro薬効薬理試験など創薬プロジェクトに関わる試験全般を実施しています。また、薬物動態試験や病理組織学的検査も実施可能です。
- 主な試験
- ・in vitro及びin vivo薬効薬理試験
- ・試験系の構築とそれを用いた評価(in vitro、in vivo)
- ・遺伝子組換え細胞・タンパク質などの作製
- ・バイオマーカー等の測定系セットアップ及び測定
(ELISA、RIA、リアルタイムPCR等による遺伝子発現定量、その他)

定型的な試験の受託だけでなく、様々なニーズに応じてカスタマイズした試験系の構築から実施まで、
一流のサイエンティストが高い専門知識や信頼性の高い実験技術で対応し、創薬研究をサポートします。
がん領域 | ||
---|---|---|
vitro/vivo | 開発ステージ | 試験内容 |
vitro | POC | 細胞障害性 |
Screening | 抗腫瘍評価 遺伝子発現 | |
Efficacy | 抗腫瘍評価 | |
抗腫瘍評価 併用 | ||
細胞障害性 | ||
vivo | Basic | 抗腫瘍評価 |
造腫瘍性 |
ワクチン | ||
---|---|---|
vitro/vivo | 開発ステージ | 試験内容 |
vitro | Efficacy | 臨床抗体価測定 |
vivo | Efficacy | 免疫原性 |
その他 | ||
---|---|---|
vitro/vivo | 開発ステージ | 試験内容 |
vitro | Basic | 培養肝細胞メタボローム |
POC | アッセイリソース調製 | |
Screening | タンパク結合 | |
代謝酵素阻害 | ||
Basic | アッセイリソース調製 | |
vivo | POC | 関節症モデル |
機能性食品 | ||
抗体価測定 | ||
再生軟骨モデル | ||
Screening | アッセイリソース調製 | |
Efficacy | PK | |
皮膚性刺激性 | ||
貧血 |
代謝性疾患領域 | ||
---|---|---|
vitro/vivo | 開発ステージ | 試験内容 |
vitro | Basic | アッセイリソース調製 |
POC | アッセイリソース調製 | |
アッセイ系構築 | ||
抗糖尿病 ペプチド | ||
代謝性疾患 | ||
vivo | Screening | アッセイリソース調製 |
アッセイ系構築 | ||
抗糖尿病 | ||
抗糖尿病 ペプチド | ||
骨吸収 | ||
試験系構築 | ||
代謝性疾患 | ||
糖負荷試験 | ||
Basic | アッセイ系構築 | |
抗糖尿病 | ||
POC | 抗糖尿病 | |
貧血 | ||
Screening | 抗糖尿病 | |
抗糖尿病 ペプチド | ||
代謝性疾患 | ||
糖負荷試験 | ||
Efficacy | 機能性食品 | |
抗糖尿病 | ||
腎症モデル | ||
代謝性疾患 |
2013年9月現在

創薬・開発ステージの初期段階からのサポートを担うつくば研究所では、外資系製薬企業での創薬研究経験者が中心となり、標的分子の活性測定法開発から薬効薬理試験、その他創薬プロジェクト全般にわたってのコンサルティングまで質の高いサービスを提供しております。創業から50年の実績を持つ非臨床安全性試験についても、つくば研究所を含む国内外5拠点で受託体制を強化しており、創薬・開発をワンストップで強力に支援します。

つくば研究所
初期ステージから創薬・開発を幅広くサポート
がん領域、代謝性疾患領域の創薬支援体制を確立。
標的分子の活性測定法開発から in vitro 及び in vivo 薬効薬理試験、スクリーニング、安全性試験まで充実のラインナップ。創薬研究経験者によるコンサルティングもおこないます。
AAALAC完全認証(Full Accreditation)取得。
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- 東京研究所
- Ames試験で国内屈指の受託実績。
vitro試験系を拡充。
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- 御殿場研究所
- がん原性の受託実績は国内トップ。水生生物試験も開始。
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- 函南研究所
- 医療機器、化粧品を中心に実績多数。抗体医薬にも対応。
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- ITR Canada
- インハレーション(吸入毒性試験)、免疫学的試験に強み。

ボゾリサーチセンターは「人を育み、技術を育み、未来を育む」ことを実践し、50年にわたり着実に研究基盤を強化してきました。創薬初期段階から安全性試験までの研究・開発支援という幅広いサービス領域において、変化するニーズに信頼性の高い研究で応えることができるのは、こうした長年の積み重ねとその上に立つ4つの柱によって支えられているからです。
- 設立から50年にわたり試験実績を積み重ねてきました。経験学である非臨床において、私たちの豊富なデータとノウハウ、高度な技術力が、厳しい水準を求められる様々な試験や新領域への積極的な参入を可能にしています。

- 国内外留学や当社の独自研修による人材開発により、毒性病理学専門家、トキシコロジストなどの認定専門家やPh.D.を多数輩出。数多くの学会発表の機会を得て様々な分野のスペシャリストが育ち、確かな技術と豊富な経験に基づく信頼性の高い研究を実現しています。

- がん原性試験をはじめとする長期試験にも対応した大規模施設を有しています。サービスの中核である安全性試験はもちろん、分析や薬効・薬理の分野も強化を図っており、創薬・開発を幅広く支援するための最新鋭の機器を備えた施設はクライアントの多様なニーズに応えることができます。

- 日本の受託機関で初めて海外に研究所を設立し、支援体制の国際化をいち早く実現しました。欧米諸国との経済的・文化的交流が盛んなカナダ・モントリオールから世界の最新動向を共有するとともに、北米の特定コンサルタントと提携した各種海外申請(IND/NDA)のサポートも行っています。

大手・中小メーカーからベンチャー、官公庁、国公私立大学まで、さまざまなバックグラウンドをもつクライアントから多様な品目について試験を受託しています。医薬品・医療機器をはじめ特定保健用食品(トクホ)を含む食品・添加物、化粧品に関する有効性や安全性の評価、その他の化学物質、生活雑貨等の安衛法やPL法に対応した試験に関するお問い合わせも増えています。再生医療等製品の安全性評価についても受託体制の整備に向け新たに取り組んでおり、サービス領域のさらなる拡充を進めています。


- 試験を委託するにはどうすればいいですか?
- 必要に応じて秘密保持契約書を締結し、試験費用、日程等の諸条件において合意が得られれば試験委受託契約を交わしていただくことになります。(「委受託の流れ」参照) 詳細は営業部までお問い合わせください。
- 試験を実施するとどれくらいの費用や期間がかかるのでしょうか?
- 試験の種類、規模、実施する検査項目など条件によって異なります。
詳細については「お問い合わせフォーム」よりお問い合わせください。 - HPに掲載されていない試験も相談できますか?
- はい、ラインナップにはない試験等のご相談についても承ります。
経験豊富な研究員と営業マンがお客様のご要望に合わせてカスタマイズした
試験を提案、実施させていただきますので、お気軽にお声掛けください。 - 専門家はいますか?
- 当社では製薬メーカーで抗がん剤、代謝性疾患治療薬などの創薬研究に携わっていた経験豊富な研究者が多数活躍しており、高度な知識、技術に基づき皆様の創薬を支援しています。
ご要望により、打ち合わせの段階から研究員を同席させていただくことも可能です。 - 委託した試験は申請には使えますか?
- もちろん使用可能です。申請資料として使用する場合、薬効薬理試験は「信頼性基準」、安全性試験は「GLP基準」で実施する必要がありますが、それぞれ対応可能です。


- 短期から長期試験まで、各省庁管轄のGLPに適合した各種安全性試験をはじめ、非臨床(前臨床)領域の様々なサービスを展開しています。特殊な投与経路やインフュージョンなどの試験も実施可能です。

- 全ての分野で必要とされる試験で、in vitro及びin vivoのスクリーニング試験からGLP試験まで、数多く試験を受託しています。

- HPLC、LC/MS/MS、GC、GC/MSなど様々な分析機器を保有し、
非臨床試験及び臨床試験における質の高い分析試験を実施しています。

- がん、代謝性疾患を中心とした多様な疾患領域における試験を実施しています。いずれも信頼性基準への対応が可能で、創薬経験者による試験系の提案もおこないます。