自分の目で見た事実が
確かな品質へとつながっていく
研究職を中心に就職活動をしている際に、大学の先輩が多く活躍するボゾリサーチセンターが目に留まりました。それから興味を持ったことがきっかけで、内定を頂くことが出来ました。
そして現在は病理部第1部に所属し、病理組織学検査担当として鏡検を行っています。鏡検とは、試験の対象となる組織を顕微鏡で観察して被験物質の投与によって起こった変化を検出し、そこから毒性の有無を考察することです。目の前の事象が毒性による変化なのか、動物由来の自然発生による病変なのかを見極める必要があります。自分の判断が試験の品質に直結しますから、つねに責任感をもって仕事にのぞんでいます。
臨床試験へとつなげる
非臨床試験の役割と責任
ボゾリサーチセンターで担当している非臨床試験は、人の臨床が行われる前の段階の試験です。ここで病変を見落とすことがあれば、人の臨床に影響がでることも考えられます。ですから、つねに責任を持って病理を行わなければいけないという責任感を持って仕事にあたっています。
スキルアップのためには書籍を読むだけでなく、より多くの病理を経験することが必要です。まだ経験が不足しているうちは、実践を通して自分なりの所見をまとめて、先輩たちとディスカッションさせていただきながら見方を覚えました。
「サイエンスが好き」
その気持ちを仕事に活かす
顕微鏡越しに見える組織像と生理学的背景との相関が、ぴったりと筋道が立って説明できた瞬間が一番面白い点だと思います。検査の過程では、これまでに見た事が無い病変が見られる事もあります。そのときは、メンバーが集まって盛り上がります。病理学という学問を楽しみながら、興味があることを仕事にしているといえるかもしれません。
観察された変化をどのように所見としてまとめていくかが病理担当者の腕のみせどころです。まだまだ経験が不足していますので、見た人がわかりやすい報告書をつくれるようになりたいですね。
目指すゴールの先に
つねに新しい目標が見つかる
先日、日本毒性病理学会が認定する毒性病理学専門家の資格を取得する事ができました。病理担当者として、やっとスタート地点に立ったという感覚です。試験は、標本を見る実技試験とペーパーテストがあります。余暇を利用して、自宅で勉強をしましたが、仕事での経験が自然と資格の勉強にもつながっていると思います。資格は無事にとれましたが、今後も継続して勉強を続けていきたいと思います。
- 未経験者も取り組みやすい
- 病理経験なしの社員も多く活躍しています。経験豊富な先輩が多くいますから、はじめての方であっても不安なく学ぶ事ができます。
- 病理のスペシャリストへの道がある
- 病理のスキル上達のためには経験が不可欠。つねに複数のプロジェクトが稼働している当社は、スキルアップへの好環境が揃っていると言えます。