皮膚感作性試験とは被験物質が皮膚に接触した場合に遅延型アレルギーを起こす可能性があるかどうかを確認する試験です。
Local Lymph Node Assay(LLNA)の改良法として開発されたLLNA:BrdU-ELISAは、従来の放射性のヌクレオシドを用いる代わりに、Bromodeoxyuridine(BrdU)のDNAへの取り込み量を、酵素免疫測定法(ELISA)により吸光度として測定するため、放射性物質を用いない方法であり、放射性物質による職業性被爆及び廃棄物処理問題に関する懸念がありません。
Vitrigel-Eye Irritancy Test(EIT)法は、ad-MEDビトリゲル®(コラーゲン膜)上で
角膜上皮由来の細胞を培養し、人の角膜上皮に類似した構造を持つモデルを構築し、その角膜上皮モデルに化学物質を滴下して、専用の機械で経上皮電気抵抗値(TEER値)を測定することで、わずか3分で化学物質の眼刺激性の有無を判定することができる試験となります。
本試験は追加試験を実施せずに、UN GHSが定義した眼刺激性(区分の分類は不可)または重篤な眼損傷の分類及び表示を必要としない(UN GHS区分外)被験化学物質を同定することができるin vitro試験法です。なお、本試験はOECD TG494に準拠して実施します。
In vitro 3T3 NRU光毒性試験は光暴露後に励起された化学物質によって誘発される被験物質の光毒性を、ニュートラルレッド(Neutral Red、NR)の細胞内への取り込みを指標とした細胞毒性試験により検出する試験です。
光曝露の有無よって生じる細胞生存率の相違を比較して評価します。OECD TG432あるいはICH S10に準拠して試験を実施します。
個体にがんが発生するには、正常細胞が複数の段階を経て、がん細胞になることが知られており、この過程を多段階発がんといいます。多段階発がんは大きくはイニシエーション(DNA損傷、突然変異)、プロモーション(細胞の異常増殖)、プログレッション(腫瘍性変化)の順に進行します。Bhas 42 細胞(v-Ha-ras 導入 BALB/c 3T3 A31-1-1 クローン、マ ウス全胎仔由来)を用いた形質転換試験(プロモーション試験)は、被験物質の in vitro での発がんプロモーション作用の有無を 明らかにするための試験です。被験物質によって生じる形質転換巣(フォーカス)から形質転換率を算出し、非遺伝毒性発がん物質の判定を行うことができます。試験方法はOECD GD231あるいはBhas 42 細胞を用いる形質転換試験による調査の基準(平成 26 年度第3回 WG 合意事項)に準拠して実施いたします。
全ての分野で必要とされる試験で、初期スクリーニングからGLP試験まで、数多く試験を受託しています。
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