光毒性は医薬品に光照射が加わることで生じる刺激反応を示します。薬剤性光線過敏症を示す化合物が多く報告されていることからも、光毒性を評価することは重要であると考えられています。これまでに光毒性は動物を用いた試験が利用されてきましたが、2004年にOECDテストガイドライン 432(OECD Guideline for Testing of Chemicals, 432:in vitro 3T3 NRU phototoxicity test)が採択されると、医薬品や医薬部外品申請において行政利用されていることもあり、本法が優先的に利用されるようになりました。本法は、光照射条件下及び非照射条件下で化学物質に曝露したBalb/c 3T3細胞の生存率をニュートラルレッド法で測定し、その減少から光毒性を評価します。弊社ではお客様のニーズにあわせて、スクリーニング試験からGLP試験まで対応できます。
Balb/c 3T3 のクローン31
1.7 mW/cm2(ソーラーシミュレーター:SXL-3000V2、SERIC LTD.)
50分間
最高用量を100 μg/mLとし、以下公比2で計8用量
陰性対照:被験物質の溶媒
陽性対照:Chlorpromazine Hydrochloride(CPZ)
光毒性の可能性あり:PIF>2 及び<5 あるいはMPE>0.1 及び<0.15 光毒性あり:PIF>5あるいはMPE>0.15
3g(GLP試験、被験物質濃度分析あり)
10mg(非GLP試験、スクリーニング試験
3ヵ月(GLP試験、速報は実験開始から3週間後)
1.5ヵ月(非GLP試験、スクリーニング試験、速報は実験開始から2週間後)
本試験法では、使用可能な溶媒において溶解しない場合、試験実施が困難となります。この場合、処理溶液への析出を指標に最高用量を設定いたします。
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